薄毛とアルコールの関係性に迫る!アルコールが髪に与える影響とは?

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薄毛とアルコールの関係性

20歳をむかえ、お酒の美味しさ・楽しさを知りだすと、自制が効かなくなってしまいますよね。

こぱむ

でも、ちょっと待ってください!
アルコール摂取が頭皮にどんな影響を与えるか、知っていますか?

ほろ酔い気分が気持ちいいのは分かりますが、その一方で、髪にどんな影響があるのか理解しておきましょう。

目次

薄毛の原因?アルコールがもたらす4つの悪影響

薄毛の原因?アルコールがもたらす4つの悪影響

早速ですが、アルコールが髪の毛に与える4つの悪影響について解説します。

アセトアルデヒドの増加

体内に入ったアルコールは肝臓で分解されます。

この過程で、有害物質である「アセトアルデヒド」が生成されるのです。

アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質として知られていますよね。

こぱむ

このほかにも食道がんのリスクを高めることが示唆されています。

参考:アセトアルデヒド|厚生労働省・e-ヘルスネット

適量のアルコールなら、肝臓がアセトアルデヒドを無害な酢酸に変えられます。

ですが、過剰摂取になると肝臓が完全に分解できず、体内に循環してしまいます。

そして、体内に残ったアセトアルデヒドは、ジヒドロテストステロン(DHT)の増加を招いてしまうのです。

DHTとは、AGA男性型脱毛症の主な原因物質のこと。

これが、アルコールの過剰摂取が薄毛の原因と言われる理由のひとつです。

アミノ酸とビタミンが消費される

アセトアルデヒドを分解するには、アミノ酸やビタミンが欠かせません。

アルコールの副産物であるアセトアルデヒドは有毒物質。

そのため、体内ではアセトアルデヒドを酢酸へ分解することを優先的に行うのです。

その結果、アミノ酸とビタミン類が大量に消費され、髪の毛まで栄養が届かないような状況を作ってしまいます。

タンパク質合成の妨げ

髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で作られています。

タンパク質のもとになるのはアミノ酸です。

先述しましたが、アルコール分解の許容度を超えると、アミノ酸やビタミンがアセトアルデヒド分解に費やされてしまいます。

その結果、ケラチン合成に必要なアミノ酸が不足してしまい、健康な髪の成長を阻害してしまうのです。

睡眠の質の低下

寝酒」と言うくらいですから、お酒を飲んでウトウト眠りにつくこともありますよね。

ですが、お酒は睡眠の質を低下させてしまいます。

アセトアルデヒドには利尿作用のほか、覚醒作用があるため眠りが浅くなるのです。

参考:アルコールの作用|厚生労働省・e-ヘルスネット

眠りが浅かったり、睡眠の質が悪かったりすると、健康な髪が育たず、薄毛・抜け毛の原因になります。

その理由は、髪の毛を育てる成長ホルモンにあるから。

成長ホルモン、眠りの深い「ノンレム睡眠」中に分泌されます。

入眠後、3~4時間がノンレム睡眠の時間帯になるため、寝酒で睡眠が浅いと、成長ホルモンが足りずに薄毛・抜け毛へとつながるのです。

こぱむ

ちなみに、体重60kgの成人が純アルコール20gを分解するのにかかる時間はおよそ3時間と言われています。

純アルコール20gとは、ビールのロング缶1本に相当する量のこと。

ですから、寝る3時間前には飲み終えた状態が理想になりますね。

お酒がもたらす良い影響

許容量を超えたお酒には悪影響がある一方で、「酒は百薬の長」とも言われますよね。

ここでは、厚生労働省の提供するe-ヘルスネットに基づいて、適度なお酒の良い影響についてお伝えします。

ストレス発散

適度なお酒は心地よいリラックス効果をもたらします。

お酒を楽しむことで、気分がほぐれ、心の中の不安や緊張が和らぐはず。

また、お酒を楽しむ場では友人や家族との会話が弾みますよね。

笑いや楽しい時間が増え、心が豊かになればストレスも減り、それが薄毛対策にもプラスに働くことでしょう。

ただし、ストレス解消のためにお酒を過度に飲むことは逆効果。

自分の体調やペースに合わせてお酒を楽しむことが大切です。

善玉コレステロールの増加

適量のアルコール摂取は善玉コレステロール(HDLコレステロール)の増加につながるというデータもあるのです。

HDLコレステロールの増加によって悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の減少が促されます。

これにより、血管内のコレステロール蓄積が抑制され、動脈硬化予防につながるのです。

結果として、血液循環が改善され、毛根まで十分な血流が届くことも期待できます。

心臓病のリスク軽減も

アルコール摂取は、心臓病のリスクを軽減するというデータも。

これは、「HDLコレステロールの増加」と「血小板凝集の抑制」が関与していると言われています。

参考:アルコールと循環器疾患|厚生労働省・e-ヘルスネット

血小板とは、血液を固まらせる成分のこと。

血小板が集まって血の塊(血栓)を作ると、血管を詰まらせてしまう原因になります。

少量のアルコールは心臓病のリスクを減らすデータがある一方で、過剰摂取の悪影響も忘れてはいけません。

コントロールは難しいですが、ほどほどに飲むお酒は強い味方になってくれる可能性を感じますね。

お酒は「適量」と「節度」が大切

お酒と上手につき合うことが薄毛はもちろん、健康サポートにもつながります。

最後に、具体的な適量のアルコールやお酒との付き合い方をお伝えしますね。

お酒の適量は20g

お酒を楽しむ上で大切なのは、適量を守ること。

厚生労働省によると、一般的な男性の適量は、純アルコール20g程度が推奨されています。

参考:健康日本21(アルコール)|厚生労働省

女性の場合ではこれより少ない量になるため、注意が必要です。

具体的な例を出すと、ビールで言えばロング缶1本(500mL)、日本酒では約1合、ワインならグラス1杯(120mL)が目安になります。

自身の体質や健康状態に合わせて、適量を意識して楽しみましょう。

休肝日を設けること

目安があるとはいえ、「もっと飲みたい」「飲み過ぎちゃった」なんてこともありますよね。

そんな時は、休肝日を設けましょう。

連続してお酒を飲むと、肝臓に大きな負担がかかってしまうからです。

肝臓が疲れてしまい、機能が低下すると、さまざまな悪影響の引き金になってしまいます。

お酒は週末だけにする。

または、週に2~3日休肝日を設けるだけでも肝臓への負担が減りますよ。

お酒に頼らないストレス発散も重要

お酒で日ごろのうっ憤を晴らすのも良いですが、アルコールに頼らないストレス発散も大切。

適度な運動や趣味を楽しむことでも、心と体のリラックスにつながります。

散歩でもいいですし、もちろん、スポーツ以外でも大丈夫です。

読書やドライブ、ゲームも立派なストレス発散方法だと思いますよ。

ストレスと上手につき合い、コントロールすることで、育毛にもつながるでしょう。

まとめ

お酒を飲むと会話も弾み、ストレス発散にもなるので、ついつい飲みすぎてしまいますよね。

ですが、自分の処理能力を超えたアルコール摂取は頭皮だけでなく、全身に悪影響を及ぼします。

しかし、適量のアルコールは健康の味方になる可能性も。

「ほどほどに」飲むのが難しいところですが、休肝日を設けたり、お酒以外のストレス発散方法を作るのがポイント。

薄毛につながるお酒の飲みすぎは控え、アルコールとほどよい距離感で付き合っていきましょう。

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この記事を書いた人

20代で離婚を経験したバツイチ薬剤師。
人生を変える転職を経験。
コンプレックスと向き合うための情報を発信します。

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