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【漫画】アンサングシンデレラ|1巻のあらすじ・ネタバレ・感想

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【漫画】アンサングシンデレラ病院薬剤師葵みどり1巻

薬剤師の奮闘や葛藤を描いた漫画、『アンサングシンデレラ』は感動と勇気を与えてくれます。

こぱむ

今回は、1巻のネタバレ・あらすじ・感想をまとめました。

主人公の葵みどりと同じ、病院で勤める薬剤師の目線で漫画を読みました。

勉強になる内容と、やる気に繋がるような内容が盛り込まれた1冊になっています!

目次

『アンサングシンデレラ』の概要紹介

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり

作者:新井ママレ、医療原案:富野浩充
出版社:コアミックス
掲載誌:月間コミックゼノン コミック:全10巻


アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり(1) (ゼノンコミックス) [ 荒井ママレ ]

アンサングシンデレラについては、こちらの記事も参考にしてください。

『アンサングシンデレラ』1巻のあらすじ・ネタバレ

第1話:「普通」のために

病院に勤める薬剤師2年目の葵みどりは、「薬剤師っていらなくない?」と疑問を抱くようになっていた。

『疑義照会』できる唯一の存在である薬剤師が現場に出ると疎まれる事実に嫌気がさしていた。

「自分で自分の立ち位置決めちまったらそっから進めなくなるぞ?」

憧れの上司、瀬野からの言葉で何とかやる気を保っていた。

そんな中、腰の骨にヒビが入って入院していた患者、古賀治朗と出会うのだった。

第2話:飲めない薬

山口礼央君のお母さんはシングルマザーとしてひとりで奮闘していた。

子育てと仕事の両立に追われ、心身ともに追い詰められている中で、礼央君はマイコプラズマ肺炎にかかってしまう。

なかなか薬を飲んでくれない礼央君は、症状の治りもいまひとつ。

精神的に限界を迎えていたとき、葵から礼央君に対する薬の飲ませ方を教えてもらうのであった。

第3話:近くて遠い目の前

峰田和昭は、ハイキング中にスズメバチに刺され、アナフィラキシーショックで萬津総合病院へ救急搬送されてきた。

葵は、救急に所属する看護師、豊中らと共に心配蘇生をするもショック状態は改善されない。

そんな救急現場を見かけた葵の上司である瀬野は、あることに気付くのであった。

第4話:資格の覚悟

葵は帰りのロッカー室で、救急に所属する看護師の豊中と偶然鉢合わせたのをきっかけに、2人で居酒屋に。

そこで、豊中は葵の上司である瀬野の過去について口を開く。

5年前、瀬野が当直の時に対応した、妊娠33週目の患者・矢島詩織。

偏頭痛が改善しない矢島の異変に気付いた瀬野は、ある疾患を疑い、全霊を尽くして行動する。

しかし、それが後に問題行為として院内で審議されるのであった。

第5話:病気とお付き合い

渡辺奈央は1型糖尿病のため、小児科病棟に入院してきた13歳の少女。

同室で入院している14歳の森本優花も同じく、1型糖尿病のため入院していた。

同世代の2人は意気投合し、仲良く入院生活を送っていたが、奈央の血糖値コントロールが上手くいかない。

原因がどこにあるのか分からず、周りの大人たちの気持ちばかりが先走るのであった。

『アンサングシンデレラ』1巻を読んだ感想

ここからは、私がアンサングシンデレラを読んで思った感想をお伝えしていきます。

印象深いシーンについての感想を3つ紹介します。

「薬剤師っていらなくない?」に強く共感

冒頭で葵がひと言、「薬剤師っていらなくない?」

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり
出典:アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 1巻より

これは本当に共感するところがありました。

疑義紹介のために医師へ問い合わせすると、あからさまに嫌な感じを出されます。

看護師からは、小間使い程度に扱われることもしばしば。

そんな毎日が続くと、心が折れてしまうと思います。

私自身もそうでしたから。

葵も同じ気持ちなんだ、行き着く先はみんな一緒なんだ。

このひと言が放つ意味は大きかったと思いますし、インパクトの強い冒頭のシーンでした。

瀬野の様な上司の存在は大きい

「自分で自分の立ち位置決めちまったら、そっから進めなくなるぞ?」

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり
出典:アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 1巻より

こうした言葉をかけてくれる上司は、新人にとってありがたい存在ですよね。

今の自分に当てはめて、この言葉を考えてみました。

勤務先で置かれている立場に対して、不満を持ちながら仕事をする選択をしているのは自分自身。

これから先、不満を抱えながら働き続けるのか、状況を変えるよう行動するのか。

結局のところ、自分自身で決断していかなければ後悔し続けるのではないかと。

「この病院で働いても、先は見えているよな」と自分の立ち位置を決めてしまっていたなと。

こぱむ

状況を変えるために、働きかけていこう!

瀬野さんの言葉は、そう思い直してくれたひと言でしたね。

この漫画のいいところは、モチベーションを取り戻してくれること。

私が新卒1年目の頃を思い返すと、最初に勤めた病院には、瀬野さんのような上司がいました。

その上司は、自分で考えて行動することの大切さを教えてくれました。

「自分で考えた結果の失敗を新人のうちに何回もしておきなさい」

そう言ってくれたのを思い出します。

私もいつか、あの時の上司のようになれたらと頑張ってきましたが、まだまだ及びませんね。

自分で考えるのを放棄したり、投げやりになったりせずに頑張っていかないと!

実臨床で出会う可能性が高い副作用が学べる

この漫画は、勉強になる場面がいくつもあるところが魅力です。

例えば、テオフィリン中毒

これは、喘息の治療薬であるテオフィリンの血中濃度が高くなってしまい、吐き気や手の震えなど様々な中毒症状が現れることを言います。

テオフィリンは、肝臓から出される酵素によって分解され、体外へ排出されます。

喫煙者では、肝臓から出される分解酵素の量が増えることが知られており、テオフィリンの効果が弱まってしまうのです。

なので、テオフィリンを飲んでいる人が禁煙した場合、テオフィリン中毒になる可能性が高まります。

こうした実臨床に近いエピソードを通して、勉強もできるところが素晴らしいと思いました。

こぱむ

瀬野さんが、当直のときに見ていた
『病気がみえるシリーズ』は私もよく見ています!


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まとめ

アンサングシンデレラ1巻のあらすじ・ネタバレ・感想については以上になります。

勉強になるようなエピソードはもちろん、考え方やモチベーションといった精神面の支えにもなるような漫画です。

もし、少しでも興味がありましたら是非読んでみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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