- 残業が多くて家事・育児に時間が取れないのが不満。
- 労働時間の割に給料が低い・・・。
- 転職して今より好条件で働きたい!
薬剤師転職はあなたの悩み・不満を解決する手段のひとつになります。
ただし、転職活動をやみくもに始めるのはNGです。
この記事では、これまで経験した転職活動から学んだ、転職に失敗しない・転職成功率を高める方法を5ステップにまとめました。
転職活動を成功させるヒントが詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでください。
【ステップ0】薬剤師の転職をはじめる前に
じゃあ、早速転職サイトに登録しよう!
どの転職サイトがおすすめなんだろう?
ちょっと待って!
その行動、すごく危険です。
いまの職場を辞めたい気持ちのまま、行動することで転職活動は失敗してしまうかもしれませんよ。
「転職しない」選択肢を持つことも大切
重要なのは複数の選択肢を持つことです。
店舗間の異動・休職・副業・ダブルワークなどetc・・・。
職場に対する不満の解決策が『転職』だけではない場合もありますよ。
感情的になってしまうと冷静な判断ができなくなってしまいます。
少し冷静になる時間を作って、よく考えてみましょう。
身近な友人・先輩に相談したり、SNSのコミュティで話したりするのもおすすめです。
いまの職場、本当に辞めた方がいいの?
- 給料が低い?
- 休みが少ない?
- 残業が多い?
- 嫌な上司・同僚・後輩がいる?
「辞めたい」と思う理由はさまざまありますが、本当に辞めるべき職場なのでしょうか?
同じ悩みを持つ人の話を聞いてみるのもいいかもしれません。
あのとき、誰かに悩みを相談できたら・・・。
そんな後悔をしないたくない方には、こちらの記事が参考になると思います。
市場の動向・年収事情を調べてみよう
お金に関する不満は、最も多い転職理由のひとつです。
ですが、果たしてあなたの給料は本当に低いのでしょうか?
現実問題として、薬剤師業界の年収は上がりにくくなっています。
まずは、客観的に年収事情の関連データを確認してみるのはどうでしょうか。
こちらの記事で薬剤師の年収を詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
【ステップ1】転職活動の前準備
転職活動は前準備が最もツラくて大変です。
ですが、前準備が転職活動の結果につながると言っても過言ではありません。
転職活動の前準備で大事なポイントは次の4つになります。
- 自分自身を知るところからはじめよう
- 転職活動期間は1~3か月が目安
- 2月と9月がおすすめの転職時期
- 退職の準備も同時並行させる
順番に解説するので参考にしてください。
自分自身を知るところからはじめよう
突然ですが、転職活動の目的、はっきりと言えますか?
いまの職場に不満があるのはわかりますが、その不満はどこからくるものでしょうか。
人間関係・仕事の内容・給料・休みの少なさなど、不満となりそうな理由は人それぞれです。
- 何が理由で転職を考え
- 次の職場では何を求めるのか
- 今後、あなたはどんな仕事をしたいのか
ここが明確であればあるほど転職の成功確率は高まります。
書き出してみるのもよいでしょう。ゆっくり時間をかけていいので考えてみてください。
転職活動期間は1~3か月程度が目安
転職活動期間は1~3か月程度を目安にしてください。
ほかの薬剤師も転職活動をしているため、魅力的な求人はあっという間に募集を締め切ってしまいます。
「いいな」と思った求人が合ったら応募するのがおすすめです。
ときには思い切った決断も大切になります。
準備期間を含め、最長でも3か月を目安に行動するのがベストでしょう。
おすすめの転職時期は2月と9月
私がおすすめするのは2月・9月の転職になります。
理由はシンプルで、現在の職場からボーナスをもらえるからです。
いままで精一杯頑張ってきたのですから、もらえるものはしっかりともらいましょう。
お金をもらった後、再スタートを切るのが金銭的・精神的にゆとりを持てるベストなタイミングです。
また、年末・年始は新年度に向けて求人が増えるタイミングでもあるので、求人情報をチェックしておきましょう。
退職の準備も並行して進めよう
退職の準備も同時並行しておくのを忘れずに!
退職届は会社規定に沿って提出しましょう。
通常、1か月前までの提出が一般的ですが、3か月前までに提出を求める企業もあるため確認しておくことをおすすめします。
薬剤師の退職に関してまとめた記事もありますので、詳しくしりたい方はこちらの記事をご覧ください。
【ステップ2】情報収集・履歴書作成
次のステップは、薬剤師求人を探すことと履歴書の作成になります。
- 次はどんな職場で働きたいのか明確にできた?
- 求人情報を探す方法は3つある
- 履歴書作成するなら『CME薬剤師』を利用しよう
それぞれ詳しく説明していくので、順番に確認してください。
次はどんな職場で働きたいのか明確にできた?
先ほどの説明と少しかぶりますが、今回の転職の最優先事項は明確にできましたか?
- 給料・年収
- 休みの多さ
- 教育体制
- 残業時間
- 正社員・パート・派遣社員
- 福利厚生
ここは、最も時間をかるべきポイントです。
自己分析により、目標とするキャリア像・職場環境が明確化できていなければ転職活動の失敗リスクが高まります。
もし、明確にできていなければステップ1へ戻りましょう。
求人情報を探す方法は3つある
求人情報を探す方法は、大きく分けると3つあります。
- 転職サイトを利用する
- 自力で探す
- 知人の紹介
最も手軽に求人を調べられるのが、転職サイトを利用する方法です。
あなたの希望条件に沿って求人を探してくれるので、働きながらでも転職活動ができるのがメリットでしょう。
自力で探す方法としては、ハローワークのほか、各都道府県の薬剤師会ホームページを確認するのがおすすめです。
都道府県薬剤師会でも求人情報を掲示していますよ。
また、知人から企業を紹介してもらうこともあります。これは、市場に求人を出さない企業に入る方法です。
初心者におすすめなのは、転職サイトを利用した方法です。
転職サイトの利用をおすすめする理由については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
履歴書作成するなら『CME薬剤師』を利用しよう
履歴書は転職活動に欠かせません。ですが、ゼロから作ることに対して、高いハードルを感じるでしょう。
そこでおすすめなのが、『CME薬剤師』を利用して履歴書を作成する方法です。
薬剤師専門の転職サイトであるCME薬剤師なら、項目に沿って入力するだけで履歴書のデータが作成できます。
詳細に解説した記事もありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
【ステップ3】求人の応募・面接・職場見学
いよいよ転職活動の本番です!
ここまで準備ができたら、求人応募・面接・職場見学へと進みます。
いい求人が見つかったら実際に足を運んでみよう!
求人情報だけでは得られないものが、そこにはあります。
職場の雰囲気・働いているスタッフの様子などは実際の職場に行かなければ感じ取れません。
調剤薬局・ドラッグストアなら、処方せんを持って来局するのもよいでしょう。
あなたがその職場の雰囲気に合っているかどうか、肌で感じ取って判断してください。
職場見学の機会は逃さないこと
実際に職場を見れるタイミングがあれば、ぜひ利用してください。
面接で聞かれたり、転職結果の合否に影響したりすることもあります。
何よりも、その職場が合っているかどうかの判断材料としてこれ以上のものはありません。
職場見学の機会は逃さないようチェックしておきましょう。
面接でよくある質問5選
転職活動の中でも面接に苦手意識を持つ方は多いでしょう。
そこで、面接でよくある質問を5つまとめました。
Q.どうして転職を考えたのですか?
Q.この会社を志望した理由はありますか?
Q.あなたの強み・弱みor長所と短所
Q.趣味・特技についての深掘り
Q.最後にひと言あればお願いします。
この中でも、強み・弱み、長所と短所はすべての転職活動で質問されました。
面接に不安がある方はこちらの記事が参考になると思います。
ここまできたら内定通知を待つのみですね。
お疲れ様でした!
【ステップ4】内定・退職
転職活動もいよいよ大詰めです。
ここでは、内定をもらったらすべきことを説明します。
内定受理する?辞退する?
あなたがその職場に必要と評価された証ですから、素直に受け取りましょう。
ですが、内定を受理するかどうかは別問題です。
- 職場見学・面接で感じた印象
- 提示された雇用条件
- キャリア像と合致しているか
- その会社の将来性
特に、あなた自身の直感は大切にしてください。
もし、辞退する場合は丁寧・迅速に伝えることを心掛けてください。
円満退職の秘訣は“先手”を打つこと
申し送り・引き継ぎをしっかりしておこう
内定を受理する場合は、現在の職場へ退職届を提出します。
先述したように、退職届の提出は退職1~3か月前ですが、現場のスタッフが混乱しないような配慮はその前からはじめておくのがおすすめです。
これから先、お互いにサポートし合えるような関係を保てるよう、円満退職してください。
退職後すぐに働く予定が無い方は、公的手続きが必要になる場合があります。
そんな方は、こちらの記事を参考してください。
【ステップ5】転職先での仕事スタート
内定通知を受理したら、いよいよ転職先での仕事が始まります。
- 新しい職場での心構え
- 転職=ゴールではない
この2つは大事なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
新しい職場での心構え
新しい職場環境になれるためにも、コミュニケーションを積極的にとりましょう。
些細な会話はもちろん、お弁当を一緒に食べるのもいいかも!
業務中は周りの動きを観察し、自分が何をしたら効率よく仕事ができるのか考えながら行動してください。
ただし、いままでの仕事のやり方に固執するのはNGです
自己流で周りを困らせないよう、会社のルール・内規には従いましょう。
転職=ゴールではない
転職は新しい薬剤師キャリアのはじまりに過ぎません。
新しい職場で経験を積みながら、ステップアップする気持ちを忘れないでください。
結婚・出産などのライフイベント毎にキャリアプランを見直してみましょう。
新しく挑戦する機会があれば、再転職するのもおすすめです。
ステップ0~5までのサイクルを繰り返すことで、薬剤師キャリアはもちろん、あなたの人生もより豊かになるでしょう。
薬剤師転職サイトを利用して転職成功率をアップさせよう
薬剤師転職について、ステップ0からステップ5に分けて解説しました。
転職活動はひとりでも行えますが、初心者には薬剤師転職サイトの利用がおすすめです。
あなたの薬剤師キャリアがより良いものへ進化していくのを応援しています。
ほかにも気になること・不安があればいつでも相談してください。
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