「今日も残業…明日も残業…ゆっくり休めたのっていつだろう…。」
休みたくても休めない、そんな雰囲気の会社はたくさんあります。
いわゆるブラック企業と呼ばれている会社ですが、あなたの会社はいかがでしょうか。
有給がとれないのは承知の上、我慢して働いていませんか?
それではいつか身体を壊してしまいます。
こちらの記事では、休めない会社に勤めている方々のために、同じような仲間がたくさんいることをお伝えしたいと思います。
将来が見えない会社に従う必要はありません。
勇気をもって、休んでしまいましょう!
後先考えず、自分のために休みましょう!
ここで一息いれませんか?
- 仕事が休めないよくある理由について
- 仕事のしすぎは「身体の不調」と「業務効率の低下」に注意
- ストレス解消は全てにおいて大切なこと
- 人手不足の解決法
- どうにもならない会社は見捨てるべき
みんなわかっている。仕事が休めない理由と背景
仕事がなかなか休めない人にとって、周りからの優しい言葉は身に沁みます。
「疲れてるね。少しでも休んだらどぉ?」
「身体壊しちゃう。会社に言って休んだほうがいいよ」
とても有難い言葉なのですが、どうしても休めないのです。
なぜ休めないのか…? なぜ休まないのか…?
それは、あなたのプライド・上司からの期待・立場としての責任に縛られているからです。
詳しくみていきましょう。
代わりがいないためのプレッシャー
ほとんどの中小企業では、人手不足による業務効率の低下に長い間悩まされています。
そのため、社員一人に割り当てられる業務量が増えてしまい、手に余る仕事でも分担やサポートができない現状です。
そして、そのほとんどの社員が終わらない仕事に対して、「休んでいる暇がない」というプレッシャーを感じています。
怪我をしようが、病気になろうが、自分の仕事を引き継げる社員がいないため、毎日毎日追い詰められてしまうのです。
「会社は何をやっているんだ!社員を増やせばいいのに!」
「仕事が多すぎるんです!会社が受ける仕事を減らして!」
以上のように、家族や友人は思うでしょう。
ですが、上司もわかっているんです。
- 社員を増やしてしまうと、今の給料を維持することができない。
- 業務量を減らしてしまうと、会社の存続が危うくなってしまう。
- 税金や出費が増える一方で、業務の効率は低下していくばかり…。
会社は、社員に好きで無理させているわけではありません。
なんとか現状を乗り切って、良い方向へ導かなくてはと試行錯誤しているのです。
ただ、全ての会社が真剣に考えてるかはわかりません…。
積み重ねた努力への期待
あなたが積み上げてきた経験や実績を、高く評価してくれる会社もあるでしょう。
それ故に、これからも期待されてしまうのです。
「あの社員は仕事のペースが速いので、この案件も任せる予定です。」
君の部下にはとても優秀な社員がいるようだね。今年も好成績じゃないか。
なんて、会議で話し合っているかもしれません。
そういった期待というのは、上司との会話の中で自然と感じ取ってしまうものです。
やればやるほど、実績が増えるほどにあなたの休む時間はどんどん無くなっていくでしょう。
良く考えてみてください。
あなたの仕事は、自分の身体や大切な家族との時間よりも優先することですか?
人手不足からくるサポート業務
仕事を長く続けていると、後輩の入社や出世などで教える立場になります。
毎日の業務で手一杯にもかかわらず、そういった社員へのサポート業務も増えてしまうものです。
みんな手一杯なのでとても頼みずらいことですが、うまく分担していかないと休めません。
この資料、A君でもまとめられそうだから頼もうかな…。
でも残業させることになるし、うーん…。
後輩への指導や誰にでもできそうな簡単な作業は、部下たちに手伝ってもらう勇気も必要です。
ですが…こんなことでもストレスですよね…。
責任感が強いと、部下に残業させるよりも自分の休みを削ってしまう傾向があります。
自分を犠牲にしてしまう社員も多いのではないでしょうか。
働き方改革の恐ろしさ
「働き方改革のおかげで定時に帰れるようになったー!」
などと、働き方改革が制定された当時は喜んでいませんでしたか?
筆者も喜んでいた一人なのです。
しかし、実際の現場では大変なことが起きていました。
皆さんもおわかりだと思いますが、『早く帰れる=仕事量が減る』わけではないのです。
実際は、「定時までに今までの仕事量を処理しなければならない」という地獄の業務となっています。
本来なら、会社は業務の効率を向上させるために、新しい体制や設備投資をしなければなりません。
ですが、現場の社員にどうにかしろって感じの会社が多いんじゃないでしょうか。
どうにかできていたら、今まで苦労はしていません。
おかげで、仕事を家に持ち込む毎日が増えました。
会社によっては「持ち込み禁止!」というところもありますし、業務が終わらないまま翌日に上司から怒られる方もいるでしょう。
毎日追いつめられるプレッシャーは相当なストレスです。
会社が、この状況を打破できる社員を望んでいるのはわかっています。
ですが、できないからといって評価してもらえないのは、あまりにもひどすぎます。
「転職先を考えないといけないな」と、よく考えたものです。
仕事が休めないときに気づかない体調の変化
忙しいときはがむしゃらに仕事をこなしていますが、ふと残りの仕事や時間を確認したときに「あれ?」と思ったことはありませんか?
「こんなにだるかったかな…」
「終わりが見えない…。どうしよ…。」
それは肉体的、精神的に限界が近いことが原因です。
身も心もボロボロ…、そして仕事のペースも落ちていきます。
身体のSOSを見逃さないように注意してください!
心理的ストレスの影響
仕事を休めないことで、相当なストレスをため込むことになります。
そのストレスは、心理的な影響をもたらす要因です。
最近、気持ちに余裕がなく、次のような思い当たる症状はありませんか?
- 常に不安を感じたり、ちょっとしたことでイライラするようになった
- 落ち込むことやテンションが急に上がることが増えた
- 罪悪感・孤独感・疎外感など、普段気にしないことを気にするようになった
- 仕事・趣味・食事など、あらゆるものに興味が湧かない
また、この他にも暴飲暴食や過度な浪費、仕事ではミスが増えたり遅刻してしまったりと、さまざまな症状があらわれます。
本来はこれらの症状があらわれる前に休んでほしいところですが、どうしても休めません。
ですが、絶対に休暇を取ってください!!
というか、精神科にかかることをおすすめします!!
「うつ病になんてならないよ」なんて甘く考えてはいけません。
うつ病ではなくても、『適応障害』という精神障害の可能性も高いです。
適応障害とは…?
ストレスにより心身のバランスが崩れることで、日常生活に支障をきたす精神障害をいいます。うつ病との違いは、原因であるストレスから解放されることで症状が軽減される特徴をもちます。そのまま放置すると、本格的にうつ病になってしまう可能性があるので、注意が必要です。
心理的症状:抑うつ気分、不安感、意欲低下、動悸、焦燥感、神経過敏、緊張、怒りなど
筆者も経験したことがあり、適応障害の症状があるうちはまともに働くことができず、長期休暇する結果となりました。
そうなってしまっては、職場の同僚・部下たちに迷惑をかけてしまうだけでなく、自分の生活自体が困難なものになる可能性もあります。
どうか、仕事を優先せず、身体を休めてください。
身体的健康への影響
こちらも筆者は体験したことがあります。
身体的に体調が優れない時期は、本当に薬漬け状態でした。
- 胃痛や下痢、便秘などの消化系の病気
- 慢性的な頭痛や肩こり
- 疲れているのに眠れない不眠症
筆者は『十二指腸潰瘍』で吐血と下血を体験し、そのまま入院。
それと慢性的な頭痛もあり、仕事の不安からか不眠症に悩まされ、『適応障害』の診断をいただきました。
ベッドの上で、ボーっと廃人になっていた記憶があります。
どうか、そのようなことになる前に休んでください。
正社員であることがトラウマにならないように、自分を大切してもらえると幸いです…。
労働生産性の低下
ここで言う労働生産性の低下というのは、簡単にいうと「手が止まってしまう」症状です。
多忙で仕事に煮詰まってくると、作業と作業の合間の手が止まる時間が増えていきます。
「早く終わらせよう」と焦るばかりで、作業が進まなくなるのです。
そして、それを改善しようと冷静になろうとしても、集中することができません。
より良い仕事をするには、適度な休息とストレス解消が必要なのです。
おすすめのストレス解消方法
ストレス解消といえば、なにを思い浮かべますか?
適度な時間で入浴を楽しんだり、軽い運動をしたり、大好きな趣味に時間を使うなど、さまざまな方法があります。
ただし、これは仕事を休めることが前提ですが、仕事をしながら空いた時間になにをしようと考えるのも良い効果をもたらします。
辛いことが多い仕事ですが、楽しいことを考えてポジティブな姿勢で取り組むことも大切です。
短時間のリラクゼーション
リラクゼーションといっても、長い時間だらだら過ごすだけでは反って疲れてしまうこともあります。
リラックスする時間を適度に過ごすことが、ストレス解消に効果的です。
リラックスできる行動にピンとこない方は、以下を参考にしてみてください。
- テレビを見る
- 寝る
- ティータイム
- スウィーツ
- WEBサイトやブログを閲覧
- 音楽を聴く
- 食事をする
- お酒を楽しむ
- 読書をする
- 何も考えずボーっとする
- 入浴や半身浴
- DVDや映画鑑賞
- 家族と団らん
- 旅行の計画をたてる
休む暇がないと、行動することも面倒だと感じることがあります。
ですが、心と体のケアは最も重要なので、いろいろ試してみるのも良いでしょう。
新たな楽しみが増えるかもしれませんよ?
運動でストレス解消
ストレス解消に軽い運動をするというのは定番ですね。
ですが、実際に運動するとなると、なかなか行動に移せない方が多くいらっしゃいます。
その理由として、過度の労働時間による疲労と運動する時間が取れないところにあります。
ですが、実際に運動するとなると、なかなか行動に移せない方が多くいらっしゃいます。
その理由として、過度の労働時間による疲労と運動する時間が取れないところにあります。
手軽な運動に、散歩やランニング、サイクリングなどがありますが、それを行う時間も休みたいという気持ちになってしまうのが現状でしょう。
そういった場合には、休むことを優先にしてください。
リラックスすることでストレス解消になりますので、無理に運動せず、自分に合ったリラックス方法を選ぶことが重要です。
趣味に没頭する
ストレス解消に、大好きな趣味に没頭することも良いでしょう。
読書やYouTube鑑賞、ゆっくり半身浴をするなど、手軽にできる趣味はたくさんあります。
ただし、好きなことでもやりすぎには注意しましょう!
好きなことでも、長く続けていると疲れてしまいますし、思うような結果が得られない時は逆にストレスが溜まってしまうこともあります。
なにごとも適度に行動することを心がけて、楽しい時間を過ごしましょう。
筆者はオンラインゲームが好きなのですが、他のプレイヤーさんに負けたり、育成速度が他のプレイヤーさんよりも遅いと感じるとストレスを感じることがありました(笑)
ゲームをストレス解消にするのは、あまりおすすめできませんね…。
人手不足の職場で悩んだときは?
人手が足りないと感じた時、社員を増やしてほしい、仕事量を減らしてほしいと考えると思います。
ですが、『みんなわかっている。仕事が休めない理由と背景』でもお話したように、筆者はそれを実現することはほぼ無理に等しいと思っています。
では、どのような手段が現実的か考えると、「できるところまでしかやらない」がベストです。
詳しくご説明いたしましょう。
無理してまで目標は達成するべきではない(仕事が辛いと思う人向け)
実績や評価は、達成すればするほど来年度の目標や期待値が高くなってしまいます。
今の辛い現状を無理して達成しても、来年度以降はさらに辛い業務が待ち構えるのです。
では、どうしたらいいのか?
達成しなければいいのです。
達成しないことで、上司からお𠮟りや嫌味を受けるかもしれません。
しかし、自分の力量以上の働きをして、身体を壊しては元も子もありませんよね。
同僚や後輩が処理できている仕事量を、自分だけできていないのであれば話は別ですが…。
職場の皆さんが処理できない仕事量を、自分一人で頑張る必要はないのです。
部署で達成できないのであれば、他に原因があると見せつけてあげましょう。
仕事量のボーダーラインを自分で決めることも、ストレスを溜めない手段のひとつです。
目標を達成させたい(出世したい人向け)
人手不足で目標を達成させるには、以下の方法が定番です。
- 上司や同僚とコミュニケーションを図り、連携して業務に取り組む
- 業務の優先度を決め、効率的なタスク管理を行う
- 外部リソース(アウトソーシング)を活用する
上記はあくまで基本なので、これを行っているから上手くいくわけではありません。
社内全体のタスク状況を把握し、的確に指示や判断をするスキルが必要となります。
そのスキルは誰にでも与えられるものではなく、ごくわずかの努力家のみが与えられる素晴らしい才能といってもいいでしょう。
申し訳ありませんが、こちらの記事ではそれに気付かせることしかできません。
あなたの職場のことは、あなたにしかわからないことですので、閃いたことを実践するよう心掛けてください。
そして、辛くても楽しむことが才能を開花させるヒントかもしれません。
ここは自分のいるべき場所ではない(人生を楽しみたい人向け)
仕事が処理しきれず、上司から説教や嫌味を言われる毎日。
出世を目標に、さまざまな手段で会社に貢献したいと努力した毎日。
でも、どうにもできず耐えられなくなった方々へ。
会社はひとつだけではないのです。
正社員にこだわらなくてもいいんです。
自分にあう会社が必ずあります。
契約社員・派遣社員・パート、雇用形態はさまざまです。
筆者は、「給料が少なくてもやりたい仕事、楽しい仕事をした方が最終的に儲かる」と考えています。
現在、正社員という縛りを辞めて、パートをしながらHP制作やブログ代筆を行っています。
自由な時間もありますし、なにより楽しく過ごしながら稼げる生活を見つけることができました。
筆者のように、楽しめる人生を過ごせるよう考えてみるといいかもしれません。
まとめ(健康第一)
いかがでしたでしょうか?
今回の記事は、筆者の経験や考え方を述べるコラムのような形になってしまいました。
忙しくて仕事が辛いと思う方は、身体を壊す前に休んでください。
休暇を取ることで、職場の立場や生活が危ういと思うかもしれませんが、身体を壊すと将来も危うくなります。
家族のため、自分のために健康第一でいてください。
そうすることで、きっと楽しいことがいくつも見つかりますよ。
一息入れながら、無理せず仕事をしていきましょう。
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