「弱虫ペダル」は爽やかな気持ちを思い出す感動スポーツ漫画

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30代になり、学生時代を懐かしく感じるようになりました。

部活動に本気で取り組んだ10代の経験や気持ちはいまの私の土台になっています。

そんな青春時代の熱さ、爽やかさを思い出させてくれるような漫画「弱虫ペダル」を紹介します。

思わず目頭が熱くなってしまうような感動シーンもありますよ。

若い頃の気持ちを思い出せるような素晴らしい漫画です!


弱虫ペダル(63) (少年チャンピオンコミックス) [ 渡辺航 ]
目次

弱虫ペダルってどんな漫画?

作品名:弱虫ペダル

作者:渡辺 航

出版社:秋田書店

掲載誌:週刊少年チャンピオン

コミック:既刊82巻(2023年3月1日時点、連載中)

ロードレースを題材にした本格的なスポーツ漫画。

主人公の小野田坂道はアニメオタクであり、地元の千葉県佐倉市から秋葉原まで自転車で通うほど。

同級生の今泉や鳴子に出会い、自転車競技部へ入部することに。

あらすじ

ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90km!!アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道、驚異の激コギ!!ワクワクの本格高校自転車ロードレース巨編!!

出典:弱虫ペダル 1巻|eBookjapan

登場人物

弱虫ペダルの登場人物を紹介します。

小野田 坂道 (おのだ さかみち)

本作の主人公で丸い眼鏡が特徴の小柄なオタク少年であり、総北高校へ入学した1年生。

小学4年生の頃からママチャリで千葉から秋葉原まで通うほどである。

しかし、ママチャリ移動は電車賃をアニメのコレクション代にあてるため続けていた。

これに加えて、急勾配の坂道がある高校までママチャリ通学したので常人離れした脚力を獲得。

同級生の今泉や鳴子と出会い、その能力を認められて自転車競技部に入部することに。

徐々にクライマーとしての才能を開花させていく。

今泉 俊輔 (いまいずみ しゅんすけ)

小野田の同級生であり、中学時代から県内トップクラスの結果を出してきた自転車競技選手。

容姿が整っており女子からの人気が高いが、自転車競技以外にはあまり関心がない。

クールだが負けず嫌いな性格で、小野田がママチャリでスイスイと急斜面を登る姿を見て対抗心を燃やしていた。

小野田がロードバイクに興味を持つきっかけとなった人物のひとり。

オールラウンダーで苦手なコースが少ないタイプである。

 鳴子 章吉 (なるこ しょうきち)

小野田が自転車競技部へ入部するきっかけとなった同級生。

赤いツンツン髪と八重歯が特徴の関西人であり、目立ちたがり屋な性格。

今泉とは真逆の性格のため、口げんかもしばしば。

直線コースを得意とするスプリンターである。

金城 真護 (きんじょう しんご)

総北高校自転車競技部の部長。

入部したばかりの小野田や今泉らを指導した。

今泉と同じオールラウンダーで、絶対に諦めないことを信条としている。

巻島 裕介 (まきしま ゆうすけ)

玉虫色の長髪が特徴的な総北高校自転車競技部の3年生。

身体を大きく左右に振るダンシング(立ちこぎ)が特徴のクライマー。

小野田をクライマーとして鍛えた人物。

田所 迅 (たどころ じん)

総北高校自転車競技部の3年生。

大きな体が特徴のスプリンター。

大きな体を活かしてチームの先頭に立って豪快に走る「肉弾列車」と呼ばれる走りが得意。

後輩の面倒見がよく、小野田や鳴子らに慕われる一面も。

ロードレースって何?

ロードレースは日本ではあまり馴染みがありませんが世界的に有名なスポーツのひとつ。

自転車ロードレースをひとことで表現すると“自転車版のマラソン”

一般的に自転車競技というと“競輪”を連想しますが、自転車ロードレースは一般公道などで100kmを超えるような長距離を走り、先頭でゴールラインを駆け抜けた者が勝者となるエンデュランススポーツです。

第1回ツールドフランス開催は1903年!

自転車ロードレースの歴史は深く、第1回のツール・ド・フランスが開催されたのは今から100年以上前の1903年!箱根駅伝がはじまったのが1920年ですので、ヨーロッパに於ける自転車ロードレースの歴史の重さを感じます。また、ツアー・オブ・ジャパンについても、前身の国際サイクルロードレースの第1回大会が1982年に開催されており、既に30年を超える歴史があります。

自転車ロードレースは、個人競技でありチーム戦でもある

ルールについては、100名を超える選手たちが一斉にスタートして誰が一番はやくゴールにたどり着くかを競うシンプルな個人競技ではありますが、実際には各チームが自チームの中で一番力のある者を勝たせにいくチーム戦となっています。ルール上では個人競技、しかし実態はチーム戦というのがこのスポーツの大きな特徴といえるでしょう。

自転車ロードレースに於ける成績の価値基準は「自分のチームから優勝者をだすこと、もしくはそこに近い順位を獲得すること」となります。ですので、極端な話、1チーム6名で参加し、チームから優勝者がでれば他の5名がその勝者をサポートする過程で力尽きてリタイアとなったとしても、そのチームの評価は最高ランクのものとなります。逆に、6名全員がレースを完走しても、チームの最高成績の選手が下位であれば、そのチームの評価は低いものとなってしまうのです。

出典:Tour of Japan 2023|自転車ロードレースってどんな競技なんですか?

なんと、ロードレースは100年以上の歴史があるのです。

また、個人競技でありながらチームスポーツの性質もあわせ持ちます。

選手はそれぞれ得意なコースがある

ロードレースのコースはマラソンのように公道を走りますから平坦な道だけではありません。

選手が得意とするコースもそれぞれあります。

  • クライマー:山道を得意とする選手のこと。平坦な道は苦手な傾向。
  • スプリンター:平坦な直線コースが得意な選手のこと。山道が苦手な傾向。
  • オールラウンダー:山道・平坦な道どちらも苦手としないバランスのとれた選手のこと。

ちなみに、主人公の小野田はクライマーに該当します。

もし、自分がロードレースに出たら何タイプの選手になるのか想像するのも面白いですよ。

競技用自転車「ロードバイク」

ロードレースに使われる自転車はいわゆるママチャリとは異なります。

このようなロードバイクと呼ばれる自転車に乗って走るのです。

ドロップハンドルと呼ばれる独特の形状をしたハンドルが印象的。

また、タイヤが細く自転車自体も軽いのが特徴です。

まさに速く走るためだけに設計された乗り物。

弱虫ペダルを読むと「いつかロードバイクに乗ってみたいな」と思うはずですよ!

一瞬の青春に懸ける熱い気持ち

高校生最大のスポーツの大会と言えばインターハイ。

運動部に所属している高校生はインターハイ優勝を目指して日々努力しますよね。

小野田が所属する総北高校自転車競技部もインターハイ優勝を目指してライバルと戦います。

作中では3日間にわたってコースを走ります。

この3日間の戦いがとにかく熱いのです。

例えば、初日のスプリンターが区間賞を狙うシーン。

総北高校のスプリンター田所と鳴子、箱根学園2年生の泉田が1位を目指して競い合います。

ロードレースはチームスポーツなのでチームメイトをアシストするのがセオリーです。

しかし、田所と鳴子はどちらも譲らず仲間同士で競い合うのです。

箱根学園は常勝軍団で優勝常連校。

泉田もスプリンターとして、箱根学園のメンバーとしてプライドむき出しにして割って入ります。

この3人のうち誰が区間賞を取るのかバチバチに戦う姿は胸が熱くなりますよ。

思わず目頭が熱くなる場面も

インターハイは6人が高校を代表して走ります。

総北高校には手嶋、青八木ら2年生も在籍しており、先輩たちにも勝たなければレギュラーメンバーになれません。

インターハイ前、4日間で1000km走破の合宿をしますが、これはレギュラー選考も兼ねた合宿。

ここで、1年生と2年生がインターハイメンバーの座をかけて戦うのです。

手嶋や青八木は田所をはじめとする3年生に鍛えられており、2人のコンビネーションも抜群。

この2年生コンビに小野田たちは勝てるのか目が離せなくなりますよ。

この対決の結末を見終わったとき、思わず目頭が熱くなること間違いなし。

青春に懸ける高校生時代の爽やかさを思い出させてくれました。

躍動感あふれるアニメも面白い

週刊少年チャンピオンで連載中の弱虫ペダルですが、アニメとしても連載されています。

私は漫画にハマって弱虫ペダルのアニメも見るようになりました。

ロードレース特有の疾走感を感じられるシーンが満載です。

漫画が好きになったらぜひアニメも見るのをおすすめします。

まとめ

今回は「弱虫ペダル」を紹介しました。

高校生が優勝を目指して部活動に本気で取り組む姿には心動かされます。

3年間に懸ける思いは本当に尊いものがありますよね。

私自身、一生懸命に取り組む大切さを思い出させてもらいました。

熱い気持ちや爽快感、感動まで味わえる漫画はなかなかありませんよ。

若い頃の気持ちを思い出したいときはぜひ読んでみてください!

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この記事を書いた人

20代で離婚を経験したバツイチ薬剤師。
人生を変える転職を経験。
コンプレックスと向き合うための情報を発信します。

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